ビール、その特色と選び方
ビールについて何の関心も持たないでビールを飲んでいる人は、自分の食べているパンについてもとりたてて関心を持っていません。
ご婦人にいたってはなおさら無関心ときています。
プ・アビという貴婦人は古代メソポタミアの宴会で純金のストローでビールを飲んだといいます。
このストローはアメリカのフィラデルフィアにあるペンシルベニア大学の博物館で見ることができます。
ビールは気分を爽快にさせる飲料であり疲れをほぐす鎮痛剤のようなもの。
しかし何かそれ以上に喜びを与えてくれます。
人は1度味わった快感を同じように味わおうとするから、同じビールに忠誠を誓うのです。
しかしグラス1杯のビールにすべてを求めるなんて大それたこと。
時々によって、場所によって、そして気分によって飲みたいビールは変わっていくはずです。
「ビール選びの楽しみ」をもっともっと知った方がいいでしょう。
ビールの優劣というものを一概につけるのは難しいことです。
まして、ピルスナーはスタウトよりもおいしいという考え方は、シャルドネがシェリーより優れているとか、リンゴがオレンジよりも高級だと言い張ることに意味がないことと同じです。


